2018年4月18日、22日に南海トラフ地震が起きるという噂が拡散していることについて

2018年4月16日

2018年4月18日、22日等に南海トラフ地震が起きるという噂が拡散しているようです。

どんな噂なのか? 広まった噂についてのまとめと、過去の予言とその後についてを振り返りたいと思います。

 
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南海トラフ地震が発生するに関する噂

2018年4月18日追記:雨後のたけのこのように更に予言は増え続けて5月説も出てきました。

4月18日に起きるという噂

4月18日に南海トラフ地震が起きるという噂はかなり多いです。中には時間指定されているものもありました。

4月22日に起きるという噂

4月28日に起きるという噂

5月に起きるという噂

もう言ったもの勝ちみたいになっています。

 

予言の根拠は?

予言の根拠となるのは少なくとも3つありました。
・東日本大震災の発生を予言した人が予言した
・宇宙からメッセージが届いた
・18日は魔の数字

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本当に予言通り地震は起きるの?

現在の科学の力では正確な予知は不可能

現在の科学の力では、地震の発生の正確な予知は不可能と言われています。

唯一できるのが、海溝型地震が数十年単位で起きる可能性がありそうだという程度です。(南海トラフ地震は海溝型地震ですが、地震調査本部予想で30年位内に70〜80%です)

それがピンポイントで「この日に発生する」という予知はできていません。

予言は当たるの?

科学ではまだ解明されていない未知の力があって、予言はその力によってもたらされたものだ!という理屈もあると思います。

確かに、現在わかっていない未知の力がある可能性については否定しません。しかし、これまでの予言の例を見てみるとあたった試しがないというのが実情です。

過去の予言例1

熊本地震が発生した2016年。熊本地震を的中させたとする未来人が、また地震が発生すると予言したという例です。

熊本地震が発生した直後ということもあり、多くの人が不安になりましたが、地震の発生しませんでした。

結局のところ、自称「未来人」がその気になってしまって噂が拡散してしまった事件でした。

2016年5月17日に地震が来る? 自称「未来人」の予言で大混乱

過去の予言例2

これは2016年の鳥取地震の直後に広まった予言です。鳥取地震は熊本地震ほどではありませんが、実は震度6弱を記録した大きな地震でした。

この時の噂の広がり方も、予言例1と似たもので「東日本大震災発生を予知した人が予言している」というものでした。こちらも結局大きな地震は発生することはありませんでした。

2016年11月23日に地震が起きるという情報が拡散していることについて

魔の数字「18」

悪魔の数字「666」から想像されているようです。6+6+6=18。

冷静になって考えればわかると思いますが、18日は1年間で12回必ずありますので、毎月18日に地震が起きていたのかを思い出してみましょう。

数字の語呂合わせで東日本大震災が起きたのが2011年3月11日で、2+0+1+1+3+11=18という話もありますが、これに関しても過去に検証していますので、不安になった人は下の記事を読んでみてください。

ある特定の数字の日に地震が起きるという説明は、無意味だということがわかるはずです。

【検証】 ○○月△△日は「ある数字」が隠されているから危ないという噂の検証

 

まとめ

現代の科学の力では地震の発生日を特定することはできません。

未知の力がある可能性については否定しませんが、過去の予言例をみても極度に不安になる必要はないと思います。

ただ、南海トラフ地震については、「正確な日にちが特定できないだけで明日起きてもおかしくない」ということは覚えておきましょう。

何事にも備えは大事です。「予言は地震に対する危機感を再認識させてくれた良い機会」として、備えは万全にしておきましょう。

以下の記事で各都道府県における「気をつけなければいけない地震と、その地震の確率と被害予想」をまとめていますので、参考にしてみてください。

5分でわかる都道府県の地震発生の確率と被害予想

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