厚生労働省から過労死白書なるものが出されるほど、過労死の抑制が課題となっている日本。
過労死は英語でも「karoushi」として認識されるワードになっており、日本特有の現象と言っても良さそうです。
それでは、この過労死(karoushi)について海外の人はどんな印象を持っているのでしょうか。
過労死だなんて狂気じみてる
そうですよね。うん、私達日本人もそう思います。過労死に関しては、「狂気じみている」「病的だ」などという声がかなり多いです。
Reading about Karoshi in Japan, that's crazy
— Black Jack ♣️ (@thejokerxo) 2017年6月2日
karoshi is soooooo common in japan, they even have dolls, games, and puzzles of karoshi! wow thats crazy!
— Karoshi101 (@Karoshi101) 2016年3月5日
I learned a new word at my internship today. 過労死 (Karoshi) it means to be work to death.
Wow. How morbid!
— Franco Mata (@Mataluigi) 2017年7月27日
仕事で自殺をするなんて馬鹿げている
そもそも仕事関連で自殺をすること自体が馬鹿げていると思うようです。しかし、そうまでしてでもその場から逃げたい。そう思わせてしまう環境が日本の社会にはあるのかもしれません。
Japanese overworking. Suicide at work is too stupid. #Karoshi no peace, no love japanese peoples.
ALL WE WANT IS LOVE
PEACE AND FREEDOM.— Anonymous 🌐🐈🐾 (@YourAnonRevolt) 2017年10月9日
日本では長く働くことが良いとされているのでは?
海外では成果に対して評価がなされるのに対して、日本では「会社に長くいることが評価される」土壌があるのだと思います。
自分の仕事が終わったのに、早く帰ると後ろめたい。だから、会社に残って仕事をする。
仕事が遅かったとしても、夜遅くまで残っていることで「あいつは頑張っている」と評価されやすい体質が多くの会社であることは否めないと思います。
the japanese work environment is hard. they expect you to work long hours, and i mean long hours, of unpaid overtime. look up the "karoshi"
— GodPikachu (@_GodPikachu_) 2017年9月4日
過労死するくらいなら会社を辞めればいいのに。
過労死するくらいなら会社を辞めたらいいのに。海外の人は不思議なことに思えるようです。
しかし、日本の場合、転職市場が活発ではないため一度入った会社を辞めるというのは勇気がいります。新卒ばかりに力を入れるのではなく、中途採用にも力を入れるようになればもう少し変わってくると思うのですが。
Why Japanese die by Karoushi. Please note people are not as gentle as you are. If you think or look for buildings to jump, resign company.
— mainichipaper (@mainichinews) 2017年8月24日
まとめ
海外の人にとって、「karoushi」は信じられないもののようです。そんなに嫌なら逃げたら良いのにと。
日本人の私達だって、逃げられるものなら逃げたいです。けれど、日本は海外と違って「転職が難しい」土壌があるため嫌でも辞められないという実情があります。
また、そもそも「会社に遅くまで残っている方が頑張っている人」という評価をしている上司が多いこともあります。
今後、働き方改革が進められていく中で、仕事時間がもっと厳しく規制されれば少しは良くなるでしょう。一刻も早く規制ができることを願うばかりですが、そうは言っても待ってはいられない人も多いと思います。
やはり「命あっての物種」です。仕事や会社に殺されないように、心が悲鳴を上げていたら会社から離れることも大事だと思います。