石川県民のあなた、石川県で起きる地震の発生確率ってどれくらいか知っていますか?そして地震対策しっかりできていますか?
「いつ発生するか」はわからないけれど、「いつか起きる」ことだけは確実ですので、いざ地震が起きた時に困らないように早め早めに準備をすすめておきましょう。
石川県を揺らした過去の大きな地震
気象庁によると、統計1923年以来2018年までに石川県を襲った震度5以上の地震はわずか「8回」です。他の都道府県と比べ大きな地震がやや少ない地域と言えます。地震が起きた場所は能登半島付近であることがこれまでは多かったようです。
発生日 | 震央地名 | マグニチュード | 震度(震源地) | 震度(石川県) |
---|---|---|---|---|
1993年2月7日 | 能登半島沖 | M6.6 | 5 | 5 |
2000年6月7日 | 石川県西方沖 | M6.2 | 5弱 | 5弱 |
2007年3月25日 | 能登半島沖 | M6.9 | 6強 | 6強 |
2007年7月16日 | 新潟県上中越沖 | M6.8 | 6強 | 5弱 |
2008年1月26日 | 石川県能登地方 | M4.8 | 5弱 | 5弱 |
※○の位置は震央
参照元「気象庁HP」
石川県を揺らす地震の発生確率
30年以内に大きな地震が発生する確率
ちなみに、地震本部による「今後30年以内に震度6弱以上の地震が起きる地域」が以下の図のようになっており、金沢市の確率は2018年度発表時点で6.5%(2017年度は6.5%)でした。
引用元「「全国地震動予測地図2018年版」(地震調査研究推進本部)」
地震被害予想と予想マップ
地震の被害予想(石川県)
石川県がH9年に算出した地震(大聖寺の地震、加賀平野の地震、邑知潟の地震)の被害想定は以下のようになっています。
「大聖寺の地震(想定震度6強)」
全壊数:約2,400棟
死者数:約250人
「加賀平野の地震(想定震度6強)」
全壊数:約21,000棟
死者数:約2,200人
「邑知潟の地震(想定震度7)」
全壊数:約6,500棟
死者数:約700人
参照元:「平成9年度石川県地震被害想定調査報告書 平成10年3月」
ゆれやすい地域
内閣府が公表している「ゆれやすさマップ」によれば、石川県は金沢市、小松市、加賀市付近が揺れやすい地域のようです。
引用元「内閣府 防災情報のページ」
ハザードマップ
ハザードマップは、「どこの地域にどんな危険性がひそんでいるのかをマップ化したもの」になります。
震度が大きいところ、液状化現象が起きやすいところ、土砂災害が起きやすいところなど。自分が住んでいる場所の危険性については必ず一度は確かめておくべきでしょう。
各自治体ではハザードマップを公開しているところが多いので、そちらを参考にしましょう。
・加賀市、・金沢市、・かほく市、・小松市、・珠洲市、・七尾市、・野々市市、・能美市、・白山市、・輪島市
石川県の地震保険加入率は53%
地震保険の加入率は2015年の段階で53%で、全国平均(61%)よりかなり低い値になっています。地震の発生頻度が少なく、地震に対する備えという意識が低いのかもしれません。
ちなみに東日本大震災で被害の大きかった宮城県の地震保険加入率が86%でした。まだ地震保険に加入していないという人は、地震保険について一度真剣に考えておきましょう。
耐震対策に関する助成を利用しよう
お住いの住宅が1981年(昭和56年)以前に建てられたものの場合には、注意が必要です。これは1981年に建築基準法の耐震設計が大幅に改定されたた めで、阪神・淡路大震災でも倒壊した多くが1981年以前に建てられたものでした。
このため、各地方自治体では、減災・耐震対策に対して公的な助成(木造住宅の耐震診断や木造住宅の耐震工事など)をしていることが多いです。あなた、そして大切な家族の命を守るために積極的に利用しましょう。
石川県での助成は以下のようなものです。(詳細は各市町村にお問い合わせください)
・耐震診断(自己負担:無料~5,000円)
・耐震改修(自己負担:1/3~77/100 補助限度額:40~180万円)
他の都道府県の地震発生の確率と被害予想について
-
-
5分でわかる都道府県の地震発生の確率と被害予想
日本の各都道府県における地震発生の確率と被害予想について 北海道地方:北海道 東北地方:青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県 関東地方:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川 ...
地震が来る前に知っておきたい・用意しておきたいこと
「これを持っていた人がうらやましかった」 経験者が語る震災の時に本当に欲しかった備蓄品リスト