貧困家庭から脱却するために利用したい4つのこと

2018年4月7日

両親が離婚して母子家庭・父子家庭になってしまった。親が病気で働けなくなってしまった等、経済的に困難な状況に追い込まれている貧困家庭は想像以上に多いです。

そんな経済状況の中にあっても、生活を助けてくれる制度もあります。これらをうまく利用すれば負の連鎖からも逃れることができるのです。

しかし、貧困家庭にいるとそもそも「情報が入ってこない」「制度を知らない」ことがとても多いのです。この機会に使える制度は覚えておいて有効活用しましょう。

 
スポンサーリンク

こども食堂

こども食堂は貧困家庭だったり、親が働いているために一人で食事をしなければならないこどもを対象に、無料もしくは安価で食事を提供する食堂(こどもは無料〜100円、大人は300円程度のところが多いようです。)のことです。

いま、貧困家庭のこども達を救おうと動きが広まり、全国で2000を超えるこども食堂ができています。食堂が開いているのは月に1回程度のところが多いですが、それでも安価に栄養のある食事を食べられる機会があるので積極的に利用したいです。

また、多くの人が集まるので、一人で食事を取らなければいけなかったこどもが「みんなと食べられて楽しい」というようになったなど、栄養面以外の食の楽しさを知る場にもなっています。

格安スマホ・格安SIMを利用する

現代において、何かをしようと思ったら携帯電話、特にスマホは使用頻度の高いアイテムといえます。しかし、Softbankやdocomo、auといったキャリアを使うと5000円〜8000円が月々にかかってしまいます。

経済的に厳しい中で、キャリアの携帯電話を持つのはなかなか難しいと思います。「格安スマホ」という言葉を知っている人は多いと思いますが、実際に使っている人はまだまだ多くありません。

実際に格安スマホにすれば2000円程度に費用を抑えることができます。主だったデメリットは「キャリアメールが使えない(○○@docomo.ne.jp、○○@softbank.ne.jpなど)」「通信速度がやや遅い」というもので普段使いをしているのであれば、ほとんど気になりません。

私もキャリアから格安SIMに変えましたが、全く困っていません。これで通信費が6000円以上節約できるわけですから、ぜひ使っていきたいところです。

スポンサーリンク

図書館を利用する

オススメしたいのが図書館の利用です。貧困家庭は負の連鎖が続きます。特に注意したいのが、知識に関することです。

統計をみるとあきらかですが、大学卒業した人のほうが高校卒業した人よりも給料は高くなっています。

経済的に余裕がないから、参考書を買ってあげることができない。塾に通うことができない。その結果、学業が疎かになって中退してしまったり、大学進学を諦めてしまったりする。

大学等に進学することが全てだというつもりは全くありませんが、進学することで将来の選択肢が広がることは間違いありません。

それを解消しようと思うのであれば、図書館です。図書館は、本がたくさんあるだけでなく、多くが自習室といった勉強の場が設けられています。自習室ではみんなが黙々と勉強をしていますので、自然と自分もやらないとという気にもさせてくれます。

知識は将来の武器になります。図書館を積極的に利用して、足らない部分を補っていきましょう。

高等職業訓練促進給付金を利用する

高等職業訓練促進給付金は、「看護師・介護福祉士・歯科衛生士・理学療法士・保育士」を目指す母子・父子家庭の人に対して、なんと最大3年間 一月に75,000〜100,000円給付してくれる制度です。

保育士や介護福祉士などは現代において引く手あまたの職業になります。この制度を利用して将来設計をするというのも選択肢の一つに入れておきたいところです。

似た制度で、「自立支援教育訓練給付金」というものもあり、経費の60%(最大10万円まで)を助成してくれます。こういった制度はうまく活用していきましょう。

 
スポンサーリンク

-お金に関する危機