毎日お仕事お疲れ様です。しっかりお休み取れていますか?2014年に施行された過労死等防止対策推進法に則って、政府は2020年までに有休取得率を70%まで引き上げることを目標としていますが、日本はまだまだ有給が消化できていないのが現状のようです。
今年度の有給消化0だが代休消化も0な気がしてきた
— 青木 (@nig_aoki) 2016年9月15日
きょう、上司の有給消化を見て驚いた。0日。。。
有給消化率0% ( ̄O ̄;)— ネコだいすき‘マッサありがとう (@buunyan) 2016年8月24日
あなたの1年間の休日は平均より多いでしょうか?それとも少ないでしょうか。
日本人の休日
企業が定める休日の数の平均は113.2日
厚労省の企業別の調査によると、企業が定める年間休日数の平均は107.5日でした。大企業は人が多く、中小企業は人が少ないため実際の人数換算した場合だと113.2日となっています。
企業が定めるものなので、土日や祝日、正月やGW、お盆などがこれに含まれます。1年間のお休みはこの「企業が定める休日の数」に「取得した有給の数」を足したものになります。
有給の取得日数の平均は8.8日
それでは、周りのみんなは、実際にどれくらいの有給を取っているのでしょうか。
2015年度の労働者1人辺りの有給の付与日数平均は18.4日与えられているようですが、実際の有給取得日数の平均は8.8日となっており、取得率は48%程度に留まっています。政府が目標としている70%ですので、まだまだ遠い道のりですね。
注意したいのは、あくまで平均値ですので、事務や工場勤務の方は比較的有給を取りやすい状況にあると思いますが、営業や企画、技術者などは取りづらく1日も取っていない人もかなりの人数いると思われます。
業種別だと電気・ガス業が有休取得率が高い
有給の取得率の平均は8.8日でしたが、業種別だと大きな偏りがあり、電気・ガス業が最も高い69.8%(13.6日取得)であったのに対し、最も少なかったのは宿泊業・飲食サービス業の32.2%(5.4日取得)となっており、業種間での有休取得率に大きな差が出ていました。やはりインフラ系の有給休暇取得率は高いですね。
日本人の1年間の休日数の平均は122日
「企業が定める休日の数」の平均は113.2日、「取得した有給の数」のは8.8日なので日本人の1年間の休日の平均は122日となります。あなたの休日はこれより多いですか?少ないですか?
会社の1年間の休日数を知るには
就職四季報を見るべし
誰しもが休みの多い企業で働きたいと思いますが、どうやって調べればいいでしょうか。上場企業であればお勧めなのが「就職四季報」です。東洋経済新報社が出すもので、メインターゲットは就職活動をしている学生向けのものなのですが、そこに「有給休暇取得率」や「離職率」なども記載されています。有給休暇取得率は全社員を対象としたものなので、ここが100%に近ければ、事務職であろうが、工場勤務であろうが、技術職であろうが、会社として有給を消化するような体制にしている可能性がかなり高いため、ぜひチェックしておきたいところです。
有給のはずが出勤・・・
ただ、中には有給を取れと言われたけれど、仕事が進まないから有給を取ったけど出社して仕事を回さなければない、、なんて悲惨な声も。
明日はせっかくの有給なのに出勤
— かな (@kanataweekend) 2016年5月17日
明日は今年度4日目の有給なのに重要な会議が入って自主出勤w
— 特攻カメコA㌠ TGSお疲れ様でした (@10up_TheA) 2016年1月7日
まとめ
日本人の1年間の平均休日は122日という結果になりました。大企業の方が休日は多く、インフラ系の業種も多い傾向にあります。休日取得数が仕事を選ぶ基準ではありませんが、身体を壊してしまうような過酷な労働条件で働いているのであれば、転職を視野に入れたほうが良いかもしれません。