【地震の前兆?】地鳴りと地震の関係について

公開日: 2016/05/28  

地震からの危機回避

「地鳴りを聞いた」という報告があり、中には地震が来るのではないかと想像する人もいるようです。

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地震による危機回避 総まとめ

果たして、地鳴りは地震発生と関係があるのでしょうか。

 

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地鳴りは世界各地で聞かれている

地鳴りについては、地震が多い日本だけでなく世界各地で聞かれており、広く認識されています。

中国では地声,インドではBarisa1(注:ガンジス河口付近の町)gun(砲声),メキシコではBramidos(胞障),オランダではMistpoe挽rs(消霧機),イタリアではbalza(崖一地すべりの音と関連),Mariva(海)もしくはRombo(ハミング)といわれており

引用元:「気象庁気象研究所

 

 

P波を地鳴りとして認識している

地震にはP波(Primary Wave=第一波)とS波(Secondary Wave=第二波)があります。緊急地震速報はこのP波を感知して携帯など通知してくれています。

P波の後、数十秒~数分でS波がきますが、P波の振動を「地鳴り」として聞いて、その直後にS波「地震」が来たことから多くの人が「地鳴り=地震」というイメージを持たれているようです。ただ、この場合「地震の前兆としての地鳴り」というよりは、「地震そのもの」を聞いているといえます。

 

 

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地震が起きる予兆として考えられている例もある

過去の報告を調査してみると、地震発生の数日~数カ月前から地鳴りがあったとの報告もあるようです

地震前に鳴動が聞こえたという報告や記述は,古くは西暦474年6月の中国のものから比較的最近の関東大地震や松代群発地震に至る迄,非常に数が多い

引用元:「気象庁気象研究所

 

明治以降では、1949年の今市地震がよく知られています。この地震では、ほぼ同程度の規模の地震(M6.2とM6.4)が8分の間隔をおいて続けて発生しました。この地震によって、今市市付近では震度6相当の揺れが生じ、県内で死者10名などの被害が生じました。また、この地震の数日あるいは数ヶ月前から地鳴りがあったことが報告されています

引用元:「地震調査研究推進本部HP

ただし、専門家の中でも、この地鳴りが地震発生の前兆となるかについては、科学的に根拠となる裏付けはなく、今後の研究に期待がかかります。

 

地鳴りは「土砂災害の前兆」の可能性があるため注意

一方で、地鳴りは土砂災害(土石流・がけ崩れ・地すべり)の前兆として有効だと言われています。山が近い人などは、雨が大量に降った後などに地鳴りを聞いた場合には土砂災害にも注意したほうが良さそうです。

「地鳴り」「土臭い」など土砂災害の前兆現象は、自治体が発令する避難指示や、住民自らが直ちに身を守る行動をとるための重要な判断指標であるとされています。(中略)土砂災害は毎年1,000件程度の報告があります。これらによる死者・行方不明者の数は、大地震・大津波を除くと、自然災害による犠牲者の41%を占める(土砂災害への警戒の呼びかけに関する検討会、2013)と言われています。

引用元:「国土交通省 国土技術政策総合研究所」

また、土砂災害はその人達にとっては稀に起きることなので、地鳴りを聞いてもそれほど危機感を感じないかもしれませんが、「土砂災害110番」としてお住いの地域の役所の「建設課・土木課・総務課」などに連絡しましょう。

 

地鳴りと間違えやすいもの

工事の音

道路工事などをしていると、その振動が聞こえるのでしょう。地鳴りと勘違いしやすいようです。

 

飛行機やヘリコプタの音

これはかなり似ているという話。

 

お腹が空いた時のお腹が鳴る音

 

いびきの音

 

まとめ

「地鳴りが来ると地震が起きる」という話の大半は地震のP波を感じていると思われますので、上でも述べていますように「地震の予兆」というよりは「地震そのもの」を聞いていると言えます。

過去の報告例の中には地震の予兆として地鳴りがあったと話もありますが、科学的な裏付けはないのが現状です。また、飛行機や工事の音とも間違えやすいようです。

 

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