サルモネラによる食中毒からの危機回避
サルモネラ菌についてまとめたレポート英語で超長文で書いたことあるけど、その後に懲りずに卵かけごはん食べてサルモネラ中毒にかかった僕が言うんだから、まじでサルモネラ菌は怖い
— たかはし (@tatatakahash_4) 2016年2月6日
夏場の生卵かけご飯には気を付けろよ!サルモネラ食中毒になっから。
— かおりの看護語呂合わせbot (@kaogoroooo) 2016年4月5日
10年以上前、従姉の子が卵かけご飯食べてサルモネラ中毒で一時重体になった。
— かよ (@kayokayo0728) 2016年1月26日
サルモネラ属菌について
アメリカの細菌学者であるSalmonさんが見つけたことからサルモネラ菌の名前が付きました。
サルモネラ菌と一口にいっても実は2500種類以上もあります。鶏卵で有名なのはサルモネラ・エンテリティディスという種類です。
サルモネラ菌といえば鶏卵が有名ですが、サルモネラ菌による食中毒で、鶏卵が原因と思われる割合は1割程度になるので、今回は他にも感染源を紹介します。
サルモネラ・エンテリティディスに汚染されやすいもの
鶏卵がサルモネラ菌に汚染されるのは、卵にサルモネラ菌に感染した鶏の糞がついた場合などです。
出荷する前に洗浄されていますので、感染したまま店頭にならぶ数は少ないのですが、農林水産省調べによると、
0.2%程度、つまり卵500個に1個はサルモネラ菌に汚染されていることもあるようです。
1日1個食べる人は1年半に1度遭遇するくらいの確率です。
引用元:「農林水産省 HP」
ミドリガメなど爬虫類にも注意!
鶏卵に目がいってしまいがちなのですが、ミドリガメ等の爬虫類にも気をつけてください。
2011年頃から米国にて発生しているという報告がされています。
国内外を問わず、爬虫類の50~80%はサルモネラ菌を保有していると言われています。
飼育中のハ虫類を触った又は飼育箱を洗浄した手指などにサルモネラが付着し、これが口に入ることにより感染します。特に子どもは無意識に手を口に持って行くことが多いので注意が必要です。
ペットショップ等で販売されているミドリガメ等のハ虫類の多くは、海外から輸入されたものです。我が国では毎年30万頭程度のハ虫類が輸入されており、輸入されるカメの多くは米国産となっています。
飼育中のハ虫類を触った又は飼育箱を洗浄した手指などにサルモネラが付着し、これが口に入ることにより感染します。特に子どもは無意識に手を口に持って行くことが多いので注意が必要です。
引用元:「厚生労働省 HP」
サルモネラ菌による食中毒発生の時期
基本的に春から夏にかけての発生が多い。
12月に劇的に増えていますが、これは弁当宅配業者によるでした。(参考:J-CAST:愛知の幼稚園児600人、配達弁当で集団食中毒 ノロウイルス、サルモネラ菌を検出)
潜伏期間
大体半日~3日と考えられています。
症状
主な症状は急性胃腸炎。その他、下痢、腹痛、嘔吐及び発熱が症状として挙げられる。
重症化した場合には、粘血便になることもある。また、また、乳児と高齢者では菌血症になるリスクが高まるとされていて、小児はけいれんや意識障害を呈する急性脳症が稀に認められます。
急性脳症により入院した患者の年齢をみると半数近くが14歳以下の子どもが占めています。
対策
卵はひびの入っていないものを買う
卵は濡らさない
卵の表面を濡らしてしまうと、サルモネラ菌が繁殖しやすくなります。
買って帰ったら、すぐに冷蔵庫にしまう
温度が低いと、繁殖が抑制できます。
卵は新鮮なうちに使用し、期限の過ぎたものや冷蔵保存されなかったものは生食しない。
加熱調理したものを食べる
サルモネラ属菌の加熱抵抗性は菌株によって必ずしも同一ではないが、ほとんどのサルモネラ属菌は60℃15分の加熱で殺菌される
爬虫類を触った後は、石鹸でよく洗うこと