黄色ブドウ球菌による食中毒からの危機回避
日本の食中毒原因ランキング第3位にかがやいたのは「黄色ブドウ球菌」でした。
黄色ブドウ球菌は特に穀物での食中毒が非常に多いです。
黄色ブドウ球菌傷口に入って繁殖するとその部分が膿だらけになって笑えないくらい苦しい思いするから気をつけたほうがいいよ(経験者)
— 善之助 (@karakusa8) 2016年2月3日
職場の人が、黄色ブドウ球菌に。3週間入院だとか。
— murattyoo (@murattyoo) 2015年8月12日
夏場ならサルモネラか黄色ブドウ球菌が多いですが……ああ二度と経験したくないですね。
— 蛇之目 (@jano_me) 2015年8月13日
黄色ブドウ球菌について
黄色ブドウ球菌は常在菌として私達の体の中にもたくさんいます。
また、化膿菌の一つとしても有名で手や指の傷口から感染して化膿巣を形成します。
この化膿巣が言ってみれば黄色ブドウ球菌が繁殖した塊なので、化膿巣が食品に触れると食中毒の恐れが一気に広がってしまいます。
おにぎりには気をつけて!
あらゆる食品が原因食となる可能性を持っていますが、穀類及びその加工食品による食中毒が非常に多く、にぎりめしが発生件数の4割を占めています。その他、弁当、仕出し弁当、和菓子、シュークリームなどが原因食品として多く報告されています。
引用元:「東京都福祉保健局」
黄色ブドウ球菌による食中毒発生の時期
初夏から秋にかけて食中毒が起きている。
潜伏期間
1時間~6時間程度と考えられています。
症状
吐き気、腹痛が主な症状です。高熱が出ることはほとんどありません。
ほとんどの場合24時間に回復し、2日くらいで治ります。
エンテロトキシンがやっかい!
黄色ブドウ球菌は増殖するときにエンテロトキシンという毒素を作り出しますが、このエンテロトキシンがやっかいで、菌自体は75℃ 1分以上で死滅しますが、このエンテロトキシンは100℃ 30分でも死滅しません。
つまり一旦黄色ブドウ球菌が繁殖してしまえば、熱をかけても食中毒になってしまうということです。
「少し前のものだけど、温めればOK、OK」なんて言っていると食中毒になる可能性がありますので、注意が必要です。
衛生だよ!ww
しかし、これより、黄色ブドウ球菌菌の焼きおにぎり事件の方が怖いよねww
焼きおにぎりでも、菌は死なない!毒素!!— ♡りーめろ♡ (@rimelody0702) 2015年7月20日
対策
手指に切り傷や化膿巣がある人は調理を避ける
黄色ブドウ球菌は傷口にたくさんいる菌ですので、傷がある手で料理をしてしまうのは避けたほうが良いです。
おにぎりを握るならラップで!
黄色ブドウ球菌は常在菌ですから、念には念を!ということでラップで握るのもいいですね。
あんだけおにぎりおにぎり言ってるけど拙宅では直接米飯を触ってにぎにぎしないです。ラップ越しで握ります。
黄色ブドウ球菌とかまあその他食中毒が怖いからです。
産まれたての頃からお母さんは衛生に気を使ってる人なので栄養士になるにも衛生観念は楽ちんこでした。— ここ (@coco_fn) 2015年6月23日
保温する温度は低めに!
「お弁当は熱を冷ましてから持っていくこと」と教わったと思いますが、その理由は「湿度」と「温度」です。
菌は湿度が多く温度が高いほうが繁殖しやすいためです。
25℃で保存したご飯では22時間後に、35℃では13時間後にエンテロトキシンが発生した。
引用元:「株式会社 くらし科学研究所」