青森県民のあなた、青森県で起きる地震の発生確率ってどれくらいか知っていますか?そして対策しっかりできていますか?
「いつ発生するか」はわからないけれど、「いつか起きる」ことだけは確実ですので、いざ地震が起きた時に困らないように早め早めに準備をすすめておきましょう。
青森県を揺らした過去の大きな地震
気象庁による統計1923年以来2018年までに、青森県を襲った震度5の地震は「20回」、震度6以上は「2回」起きています。
青森県は他の都道府県比べると大きな地震が少し多い地域と言えるでしょう。震源地はやはり太平洋側で多くなっています。
参照元「気象庁HP」
青森県を揺らす地震の発生確率
地震がいつ起きるのか? それが分かれば少しは対処ができるのですが、残念ながら現代の科学ではいつ地震が起きるのかを正確に予想することはできません。
けれど、「海溝型地震」については、過去の発生履歴を見てみるとおおよその可能性が割り出されます。
30年以内に大きな地震が発生する確率
青森県に関係する海溝型地震は三陸沖地震および千島海溝沿い地震などが挙げられます。地震本部による30年以内に海溝型の地震が発生する確率は以下の通りです。
地震名 | 予想マグニチュード | 30年以内の発生確率 |
---|---|---|
三陸沖北部 | 7.1~7.6 | 90%程度 |
三陸沖~房総沖 | 8.6~9 | 30% |
千島海溝沿い | 8.1前後 | 2~7% |
また、地震本部による「今後30年以内に震度6弱以上の地震が起きる地域」が以下の図のようになっており、青森市の確率は2018年度発表時点で5.7%(2017年度は5.2%)でした。
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引用元「「全国地震動予測地図2018年版」(地震調査研究推進本部)」
地震被害予想と予想マップ
ゆれやすい地域
内閣府が公表している「ゆれやすさマップ」によれば、津軽市などは揺れやすい場所のようです。
引用元「内閣府 防災情報のページ」
ハザードマップ
ハザードマップは、「どこの地域にどんな危険性がひそんでいるのかをマップ化したもの」になります。
震度が大きいところ、液状化現象が起きやすいところ、土砂災害が起きやすいところなど。自分が住んでいる場所の危険性については必ず一度は確かめておくべきでしょう。
各自治体ではハザードマップを公開しているところが多いので、そちらを参考にしましょう。
・青森市 ・黒石市 ・五所川原市 ・つがる市 ・十和田市 ・八戸市 ・平川市 ・弘前市 ・三沢市 ・むつ市
青森県の地震保険加入率は62%
地震保険の加入率は2015年の段階で62%で、全国平均並です。ただ、東日本大震災で被害の大きかった宮城県の地震保険加入率が86%であることを考えると、少ない加入率と言えそうです。
耐震対策に関する助成を利用しよう
お住いの住宅が1981年(昭和56年)以前に建てられたものの場合には、注意が必要です。これは1981年に建築基準法の耐震設計が大幅に改定されたた めで、阪神・淡路大震災でも倒壊した多くが1981年以前に建てられたものでした。
このため、各地方自治体では、減災・耐震対策に対して公的な助成(木造住宅の耐震診断や木造住宅の耐震工事など)をしていることが多いです。あなた、そして大切な家族の命を守るために積極的に利用しましょう。
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