貧困家庭に多く見られる3つの項目と、誤解されやすい点についてまとめてみた

2017年2月18日

貧困家庭に多く見られる3つの項目と、誤解されやすい点についてまとめてみた

近年、日本でも貧富の差が激しくなってきていると言われています。働けど働けど、給料は一向に増えない。非正規雇用者はどんどん増えて、終身雇用制度も崩壊しつつあります。
そんな中、貧困家庭が増えていると言われており、たびたびニュースやドキュメンタリーなどで報道されることが多くなってきました。

その貧困家庭の報道に対しては、様々な議論がなされているわけですが、とりわけ貧困家庭に多く見られる点が3つ、そして誤解されやすい点などが興味深かったので世間の様々な声をまとめてみました。

 
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貧困家庭に多く見られる点

支出が収入に見合っていない

貧困家庭は収入が少ないということはもちろんあるのですが、そもそも支出が収入に見合っていないという指摘が多いようです。

「貧しい」と言っている割に、収入相応の暮らしをしていない。捨てきれない物があるために一向に経済状態が上向いてこないという一面があるようです。一度味わった生活水準は誰でも落としづらいものですよね。

 

目先のことしか考えられない

経済的理由、時間的理由で目の前の生活をやりくりするだけで精一杯。だから、思考回路停止して働き続けるしかない

そんな家庭が多いのかもしれません。明日食べるお金のことだけで、いっぱいいっぱい。そんな状態では、まともに考えることもできません。

母子家庭が多い

貧困報道には母子家庭が多く出てきます。いろいろな理由があって結婚していなかったり、離婚したりしているのだと思いますが、日本はまだまだ一線から一時的に離脱した人に対して寛容ではないのかなと思います。

女性の場合は、育児期間はキャリアステップからは遠のくことが多いでしょうし、男性の場合だってメンタル不調によって休職したのであれば、その間の昇進は見込めません。更に、一旦会社を辞めてしまうともっと大変で、正社員になるのには大きなハードルが立ちはだかることになります。

一旦正社員ではなくなってしまうと、なかなか正社員にはなれない日本の構造にも問題がありそうです。

貧困家庭について誤解しやすい点

努力が足らなくて貧困になる?

貧困になるのは「努力が足りない」という一面は確かにあると思いますが、「貧困は連鎖する」という一面があるということを知っておかなければならないでしょう。

親が裕福であれば、子どもはさまざまな面で経済的・時間的な余裕が生まれてきます。それがどれほどアドバンテージがあることなのかを、私たちはなかなか認識していないのかもしれません。

節約できないのか?

貧困報道の中で、何故生活費を削れないのか?という疑問を持つ人がいますが、「知っている人にとっては当たり前でも、当事者にとっては聞いたこともない」ことは世の中に多くあります。

貧困から脱出するためには、知識をたくさん入手すること。そして時間的な余裕をもつようにすることが、大切だったりするわけです。

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