【検証】クジラやイルカが浜に打ち上げられると地震が起きるって本当?

公開日: 2017/09/17  

昔から地震の前兆として「地震雲が発生する」「犬や猫がせわしなく動き回る」「地鳴りがする」など色々なことが言われていますが、その中に「クジラやイルカが浜に打ち上げられると近々地震が起きるという噂」があります。

そんな噂があるけど、それって本当なのだろうか?ということで過去にクジラやイルカが打ち上げられたことと地震が関係あるのかの検証を行ってみました。

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クジラやイルカが浜に打ち上げられる理由

餌を追っているうちに浅瀬に入ってしまった

大きな体をしているクジラや大型のイルカの場合、餌を追っているうちに浅瀬に入ってしまって気づいたら打ち上げられてしまったということがあるようです。

 

外敵などに襲われてパニックになる

シャチやサメなどに襲われた時にパニックになって、浅瀬に入ってしまって打ち上げられるというパターン。

 

耳に異常がある

クジラやイルカなどは超音波を発して、その反響音を聞いて海中の起伏を感じたり、餌の位置を把握などしたりしていると言われています。

この超音波を聞き取る耳に異常があった場合には、方向感覚が狂ってしまい浅瀬に迷い込んでしまうことがあるのかもしれません。

 

打ち上げられる頻度はどれくらい?

クジラやイルカが浜辺に打ち上げられてしまう可能性はどれくらいあると思いますか?

実は思いのほか多く、「国立科学博物館のストランディングデータベース」によれば、年間2~300頭が浜辺に打ち上げられているようです。ただし、その多くは1頭のみであることが多いようです。

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地震の発生に関係があるのか?

さて、それではそのクジラやイルカたちが大量に打ち上げられた後に、実際に地震が起きたのかを調べてみることにしましょう。今回の条件は以下の様に設定しました。

【条件】
「クジラやイルカが浜に打ち上げられた日から1ヶ月以内に、隣接する都道府県も含めて震度4以上の地震が起きたか」
※震度3を含めると数がかなり多くなってしまい信憑性がなくなるため。(震度3の地震はが1月あたり平均15回発生。47都道府県で割れば、3都道府県内で1月に1回は地震が発生している計算になってしまう)

ニュースになるような大量に打ち上げられた後に、地震が起きているかというと、、、

日付場所地震の有無
2006年2月28日
カズハゴンドウ70頭
千葉県長生郡一宮町発生なし
2011年3月4日
カズハゴンドウ52頭
茨城県鹿嶋市2011年3月11日
東日本大震災
2015年4月10日
カズハゴンドウ150頭
茨城県鉾田市発生なし
2016年9月14日
ザトウクジラ
茨城県日立市発生なし
2016年12月11日
ハナゴンドウ5頭
長崎県五島市2017年1月11日
熊本で震度4
2017年1月9日
イルカ11頭
静岡県御前崎発生なし

実際のところ東日本大震災くらいしか当てはまらないことがわかります。2016年12月にもハナゴンドウが打ち上げられていますが、打ち上げられてから1ヶ月経った時ですし、震源地とも離れています。

2016年12月の打ち上げられた場所と震源地

 

茨城県や千葉県は打ち上げられる回数が多い?

調べてみるとイルカが大量に打ち上げられている場所として茨城県や千葉県が多いような気がしてきました。地形的に打ち上げられやすいのか、地震が頻繁に起きている茨城県だからなのかはまだわかりません。

 

まとめ

今回調査した結果では、クジラやイルカなどが打ち上げられた後に地震が起きやすいということはないようでした。

現時点で、なぜ打ち上げられたのかを証明する手立てはありませんので、完全否定はできませんが、東日本大震災のような大きな地震の後には、「後付であれはもしかしたら、大震災の前兆だったのでは?」と思うことはよくあることなので、今回のことについても信頼性は低いと思われます。

 

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