【地震の前兆って本当?】形でわかる地震雲の種類一覧

2016年5月11日

地震雲とは

地震の前兆・前触れとして知られている

巨大地震が起きる前には、「地震雲が発生する」「動物たちが異常な行動をする」「プラズマ発光現象が起きる」等々、昔から地震が起きる前触れ・前兆として様々なものを人間が当てはめてきました。

中でも地震雲については、目撃例も多いことから「近々地震が起きるのではないのか?」と予想する人が多い現象です。

 

 
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地震雲の種類

「地震雲」ですが、実は1種類だけではなく、様々なものが地震雲として考えられています。

「太い帯状・筋状の雲」

地震雲の目撃例として多い2つのうちの一つが「帯状・筋状の雲」です。

「肋骨状の雲」「波紋状の雲」

同じく地震雲としての目撃例が多いのが、この「肋骨状の雲」と「波紋状の雲です」

「竜巻状の雲」

「断層型の雲」

雲の層と青空の層がくっきり分かれているのが特徴です。

「豆型の雲」

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地震雲に対する専門家の見解

これらの地震雲が果たして地震に結びつくのかというと、専門家の意見としては「科学的に関連付けられる地震雲はない」ということです。

気象庁

雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。~(中略)~「地震雲」が無いと言いきるのは難しいですが、仮に「地震雲」があるとしても、「地震雲」とはどのような雲で、地震とどのような関係であらわれるのかが科学的な説明がなされていない状態です。~(中略)~ 形の変わった雲と地震の発生は、ある程度の頻度で発生する全く関連のないふたつの現象が偶然見かけ上、そのように結びつけられることがあるという状況であり、現時点では、科学的な扱いは出来ていません。

引用元:「気象庁

 

北海道大学 地震火山研究観測センター

地震の前または地震の後、いつもと違う雲を目撃したとの証言は少なからずあります。しかし、現在、科学的に地震の発生と雲の発生を結びつけることは出来ていません。(地震観測研究分野・谷岡勇市郎・2014年10月6日)

引用元:「北海道大学 地震火山研究観測センター」

 

地震雲の発生後に地震は起きたのか検証してみた

専門家が地震とは関係がないと言っていても不安なんだという人もいるかと思います。

それでは、実際に地震雲の目撃例に対してその後に地震が本当に起きたのかを見てみることにしましょう。詳しくはこちら。
【本当?嘘?】地震雲が発生した報告7例のその後を調査してみた

 

まとめ

日本における震度1以上の地震は1年間で2000個ほどあり、平均すれば日本の何処かで1日に5個の地震が発生しています。

たまたま何処かで変わった形の雲が発生したとして、その発生後に地震が起きた場合、「地震が起きる前に地震雲が発生していた」というふうに結びつけている可能性が高いということです。

変わった雲は、地震発生に限らず普通に形成されるため、地震雲=地震発生に結びつけるのは現代科学ではまだ難しいようです。

 

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