今の会社の給料だけでは将来が不安だ。けれど、会社の就業規則で副業は禁止されているから、せいぜいできても株や投資信託くらい・・・。でも投資はよくわからないし怖いから手を出せない。そんな人はかなり多くいるようです。
副業したいけど、バレるの怖いから出来ない。
飲み屋さん良いところ探さないとな~— ちょび助//⇔福島crew (@moru_heart) 2016年9月25日
副業したいけど怖い。
— ♡卍♡ (@Luvluvluvpxq) 2016年10月26日
そんな人達に朗報! ようやく2018年から副業が原則認可される時代に突入することになりそうです!
厚生労働省がモデル就業規則の変更される
各企業が就業規則のモデルとしている厚生労働省の「モデル就業規則」というものがあります。
2017年、このモデル就業規則に「副業・兼業」項目が盛り込まれるという報道がなされていましたが、結局2017年のうちには改定がされませんでした。
しかし、2018年1月31日にこれが改定され、ついにモデル就業規則に「副業・兼業」の項目が追記されることになったのです。
モデル就業規則に合わせるかどうかは企業次第
厚生労働省が定めるため、各省庁はこれに合わせて就業規則が改定されると思います。ですのでおそらく公務員の方は副業ができるようになる可能性が非常に高くなってきます。
これまで公務員は副業することはできませんでしたので、大きな変更になりそうです。
一般企業においてはあくまで「モデル」就業規則なので、合わせて副業を原則容認にするかどうかは企業次第です。
ただ、政府の方針になりますので堅い企業などは追従するものと思われます。また、世の中的にも副業容認に動き始めるため、大きな一歩を踏み出しそうな2018年は副業元年と言ってもいいでしょう。
副業経験者は57%もいる事実!
2016年にエン・ジャパンが行った4233名を対象としたアンケートによると、現在副業をしている人は17%。過去に副業をしたことがある人は40%で、合わせて57%は副業経験者ということです。想像していたよりかなり多いです。
一方で、副業自体に興味がない人はわずか11%に留まっており、多くの人が副業に興味をしていることがわかります。
これまで日本の風土として「副業のことを話すことはタブー視されてきた」事情がありましたので、同僚と話をしていても副業の話題がでなかったかと思います。しかし、あなたの隣の先輩や上司はあなたには言っていないだけで、こっそり副業をしている可能性はとても高いのです。
副業するのが当然になる日が来るかも
これまでは、副業などせず一心不乱に会社勤めをしていれば、年功序列制度に守られて毎年昇給が行われてきました。ところが、高度経済成長後バブルが崩壊し、経済成長は緩やかなものとなったため、昇給は伸び悩み年収は年々減ってきています。
今回の副業容認はそうした時代背景も影響してきています。1つの会社で勤めていては収入が増加しないので、生活のために仕方なく副業をしなければならない時代になっていくとも言えるのです。
年金受給までを貯蓄だけで食いつなぐのか?
現在定年は60歳。そして年金受給年齢は65歳となっています。60歳で定年を迎えた人は5年間はそれまでの貯蓄で暮らさなければなりません。
果たしてこのまま社員として蓄えた貯蓄だけで暮らすことができる人がどのくらいいるのでしょうか?
加えて、現在年金受給年齢が65歳から70歳へ引き上げるという話も出ています。企業が60歳定年のままであれば、10年間も貯蓄で暮らさないといけない可能性もあるのです。
今後、副業しているのが当たり前の社会になっていく可能性は大いにあります。
今のうちに、どんな副業が自分に合っているのか?もしくは、副業するために今何をしないといけないのか?を真剣に考えられる人だけが、一歩先を行くことができるでしょう。
まとめ
ようやく2018年は副業元年となりそうです。働き方が多様になり、頑張る人は収入がどんどん増えていくでしょう。一方で、「今何もせず、会社にいるだけでなんとかなる」と思っている楽観的な人は将来金銭的に困窮する可能性がありますので、副業については真剣に考えておきましょう。
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引用元:「エン・ジャパン」