茨城県民のあなた、茨城県で起きる地震の発生確率ってどれくらいか知っていますか?そして対策しっかりできていますか?
「いつ発生するか」はわからないけれど、「いつか起きる」ことだけは確実ですので、いざ地震が起きた時に困らないように早め早めに準備をすすめておきましょう。 震災を経験した人が欲しかったものは何? 今日、もしあなたの住む地域に東日本大震災・熊本地震クラスの地震が来たとしたら、、、。あなたは満足な備えはできていますか? 震災になれば電気・ガス・水道が止まって ... 続きを見る
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茨城県を揺らした過去の大きな地震
発生日 | 震央地名 | マグニチュード | 震度 | 震度(茨城県) |
---|---|---|---|---|
2005年4月11日 | 千葉県北東部 | M6.1 | 5強 | 5強 |
2011年3月11日 | 東日本大震災 三陸沖 | M9.0 | 7 | 6強 |
2011年3月19日 | 茨城県北部 | M6.1 | 5強 | 5強 |
2011年4月11日 | 福島県浜通り | M7.0 | 6弱 | 6弱 |
2011年4月16日 | 茨城県南部 | M5.9 | 5強 | 5強 |
2011年11月20日 | 茨城県北部 | M5.3 | 5強 | 5強 |
2012年3月14日 | 千葉県東方沖 | M6.1 | 5強 | 5強 |
2016年12月28日 | 茨城県北部 | M6.3 | 6弱 | 6弱 |
2020年11月22日 | 茨城県沖 | M5.7 | 5弱 | 5弱 |
2021年2月13日 | 福島県沖 | M7.3 | 6強 | 5弱 |
2022年3月16日 | 福島県沖 | M7.4 | 6強 | 5弱 |
2022年4月19日 | 茨城県北部 | M5.4 | 5弱 | 5弱 |
2022年11月9日 | 茨城県南部 | M4.9 | 5強 | 5強 |
2023年5月26日 | 千葉県東方沖 | M6.2 | 5弱 | 5弱 |
気象庁による統計1918年以来、茨城県を襲った震度5以上の地震は「49回」、震度6以上の地震は「5回」と、全国でも大きな地震がかなり起きやすい地域といえます。
震源は、「内陸」「三陸沖の太平洋プレート」の2つのタイプがあります。
震源だけで言えば、北茨城市・高萩市・日立市・下妻市・筑西市・結城市などは震源に近いといえます。
参照元「気象庁HP」
茨城県を揺らす地震の発生確率
地震がいつ起きるのか? それが分かれば少しは対処ができるのですが、残念ながら現代の科学ではいつ地震が起きるのかを正確に予想することはできません。けれど、「海溝型地震」については、過去の発生履歴を見てみるとおおよその可能性が割り出されます。
30年以内に発生する確率
茨城県に関係する海溝型地震は南海トラフ地震や相模トラフ地震などが挙げられます。
地震名 | 予想マグニチュード | 30年以内の発生確率 |
---|---|---|
南海トラフ | 8~9 | 70~80% |
相良トラフ | 7 | 70% |
三陸沖~房総沖 | 7 | 30% |
福島県沖 | 7 | 70% |
茨城県沖 | 7 | 70~90% |
予想マグニチュードで最も大きいのはやはり「南海トラフ地震」ですが、その他にも相模トラフ地震」や「茨城県沖の地震」なども30年以内に70~80%以上の高い確率で発生すると予想されていますので、普段から地震に備える必要があります。
【南海トラフ地震】 最悪想定では死者・行方不明者32万人。経済損失1,410兆円。
引用元「「全国地震動予測地図2022年版」(地震調査研究推進本部)」
主要都市における大きな地震が発生する確率
別の記事で、主要都市について発生確率をまとめています。
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地震被害予想と予想マップ
液状化現象が起きやすい地域
液状化現象とは、地震の揺れによって地面が液状化してしまい、地中の水が地上に出てきてしまったり、ひどい場合には建物が傾いたりしてしまうことがある現象のことです。
内閣府報告によると茨城県では利根川に近い県南西部が特に液状化現象が起きやすいようです。取手市、守谷市・龍ケ崎市・つくばみらい市・河内町・利根町にお住まいの方は特に気をつけましょう。
引用元:「内閣府 防災情報のページ」
津波の浸水被害
茨城県が津波による浸水被害が想定される地域を公表しています。自分の住んでいる地域が津波による浸水の被害があるのかどうか、必ずチェックしておきましょう。津波による被害ですので、やはり太平洋沿岸部になりますね。
ハザードマップ
ハザードマップは、「どこの地域にどんな危険性がひそんでいるのかをマップ化したもの」になります。
震度が大きいところ、液状化現象が起きやすいところ、土砂災害が起きやすいところなど。自分が住んでいる場所の危険性については必ず一度は確かめておくべきでしょう。
各自治体ではハザードマップを公開しているところが多いので、そちらを参考にしましょう。
・石岡市・潮来市・稲敷市・牛久市・笠間市・鹿嶋市・かすみがうら市・神栖市・北茨城市・古河市・桜川市・下妻市・常総市・高萩市・筑西市・つくば市・つくばみらい市・土浦市・取手市・行方市・坂東市・日立市 ・常陸太田市・常陸大宮市・ひたちなか市・鉾田市・水戸市・守谷市・龍ケ崎市
茨城県の地震保険加入率は60%
地震保険の加入率は2015年の段階で60%で、全国平均並みです。ただ、東日本大震災で被害の大きかった宮城県の地震保険加入率が86%であることを考えると、地震の発生が多い割には地震保険の加入率が低い地域と言えます。
耐震対策に関する助成を利用しよう
お住いの住宅が1981年(昭和56年)以前に建てられたものの場合には、注意が必要です。これは1981年に建築基準法の耐震設計が大幅に改定されたた めで、阪神・淡路大震災でも倒壊した多くが1981年以前に建てられたものでした。このため、各地方自治体では、減災・耐震対策に対して公的な助成をして いることが多いです。あなた、そして大切な家族の命を守るために積極的に利用しましょう。
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