5分でわかる千葉県で起きる地震発生の確率と被害予想について

2017年5月17日

千葉県民のあなた、千葉県で起きる地震の発生確率ってどれくらいか知っていますか?そして対策しっかりできていますか?

「いつ発生するか」はわからないけれど、「いつか起きる」ことだけは確実ですので、いざ地震が起きた時に困らないように早め早めに準備をすすめておきましょう。

 
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千葉県を揺らした過去の大きな地震

発生日震央地名マグニチュード震度震度(千葉県)
1923年9月1日神奈川県西武M7.965強
2005年4月11日千葉県北東部M6.15強5強
2011年3月11日東日本大震災M9.07強6弱
2012年3月14日千葉県東方沖M6.15強5強
2018年7月7日千葉県東方沖M6.05弱5弱
2019年5月25日千葉県北東部M5.15弱5弱
2020年6月25日千葉県東方沖M6.15弱5弱
2021年10月7日千葉県北西部M5.95強5弱
2023年5月11日千葉県南部M5.25強5強
2023年5月26日千葉県東方沖M6.25弱5弱

気象庁による統計1918年以来、千葉県を襲った震度5の地震は「23回」、震度6以上は「2回」あり、千葉県は他の都道府県と比べると強めの地震がやや多い県といえます。

震源は銚子市や旭市付近が多いようです。

参照元「気象庁HP

千葉県を揺らす地震の発生確率

地震がいつ起きるのか? それが分かれば少しは対処ができるのですが、残念ながら現代の科学ではいつ地震が起きるのかを正確に予想することはできません。けれど、「海溝型地震」については、過去の発生履歴を見てみるとおおよその可能性が割り出されます。

30年以内に大きな地震が発生する確率

千葉県に関係する海溝型地震は南海トラフ地震相模トラフ地震、三陸沖地震などが挙げられます。

地震名予想マグニチュード30年以内の発生確率
南海トラフ8~970~80%
相良トラフ770%
三陸沖~房総沖730%
福島県沖710%
茨城県沖770~90%

予想マグニチュードで最も大きいのはやはり南海トラフ地震ですので、ここに注意したいところですが、その他にも「相良トラフ地震」や「茨城県沖の地震」なども30年以内に70%以上の高い確率で発生すると予想されていますので、普段から地震に備える必要があります。

【南海トラフ地震】 最悪想定では死者・行方不明者32万人。経済損失1,410兆円。

引用元「「全国地震動予測地図2022年版」(地震調査研究推進本部)

主要都市における大きな地震が発生する確率

別の記事で、主要都市について発生確率をまとめています。

参考日本の地震危険都市2022:予想外の結果

毎年政府(地震本部)から公表される地震の発生確率マップというものがあります。今回、全国の都道府県および40万人規模以上の市において、今後30年間のうちに震度6強以上の地震がくる確率をランキング形式にま ...

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地震被害予想と予想マップ

ゆれやすい地域

内閣府が公開しているゆれやすさマップというものがあります。これによると東京湾湾岸部や利根川周辺、九十九里浜などは揺れやすい地域と言えそうです。

一方、房総半島の先などは比較的揺れにくいようです。

引用元「内閣府 防災情報のページ」

液状化現象が起きやすい地域

液状化現象とは、地震の揺れによって地面が液状化してしまい、地中の水が地上に出てきてしまったり、ひどい場合には建物が傾いたりしてしまうことがある現象のことです。

揺れやすい地域との連動が見られますが、特に東京湾沿岸は液状化現象が起きやすい地域のようです。

市川市、市原市、浦安市、船橋市、千葉市、木更津市にお住まいの方は特に気をつけましょう。

引用元:「内閣府 防災情報のページ」

ハザードマップ

ハザードマップは、「どこの地域にどんな危険性がひそんでいるのかをマップ化したもの」になります。

震度が大きいところ、液状化現象が起きやすいところ、土砂災害が起きやすいところなど。自分が住んでいる場所の危険性については必ず一度は確かめておくべきでしょう。

各自治体ではハザードマップを公開しているところが多いので、そちらを参考にしましょう。

旭市いすみ市市川市市原市印西市浦安市柏市勝浦市香取市木更津市君津市山武市袖ケ浦市館山市千葉市銚子市富津市流山市成田市野田市船橋市松戸市南房総市八千代市

 

千葉県の地震保険加入率は57%

地震保険の加入率は2015年の段階で57%で、全国平均並みです。ただ、東日本大震災で被害の大きかった宮城県の地震保険加入率が86%であることを考えると、地震の発生が多い割には地震保険の加入率が低い地域と言えます。

知らない人は泣き寝入り! 地震保険の6つの落とし穴

 

耐震対策に関する助成を利用しよう

お住いの住宅が1981年(昭和56年)以前に建てられたものの場合には、注意が必要です。これは1981年に建築基準法の耐震設計が大幅に改定されたた めで、阪神・淡路大震災でも倒壊した多くが1981年以前に建てられたものでした

このため、各地方自治体では、減災・耐震対策に対して公的な助成をしていることが多いです。あなた、そして大切な家族の命を守るために積極的に利用しましょう。

千葉県の地震助成制度

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