5分でわかる茨城県で起きる地震発生の確率と被害予想について

2017年1月15日

茨城県民のあなた、茨城県で起きる地震の発生確率ってどれくらいか知っていますか?そして対策しっかりできていますか?

「いつ発生するか」はわからないけれど、「いつか起きる」ことだけは確実ですので、いざ地震が起きた時に困らないように早め早めに準備をすすめておきましょう。


 
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茨城県を揺らした過去の大きな地震

発生日震央地名マグニチュード震度震度(茨城県)
2005年4月11日千葉県北東部M6.15強5強
2011年3月11日東日本大震災 三陸沖M9.076強
2011年3月19日茨城県北部M6.15強5強
2011年4月11日福島県浜通りM7.06弱6弱
2011年4月16日茨城県南部M5.95強5強
2011年11月20日茨城県北部M5.35強5強
2012年3月14日千葉県東方沖M6.15強5強
2016年12月28日茨城県北部M6.36弱6弱
2020年11月22日茨城県沖M5.75弱5弱
2021年2月13日福島県沖M7.36強5弱
2022年3月16日福島県沖M7.46強5弱
2022年4月19日茨城県北部M5.45弱5弱
2022年11月9日茨城県南部M4.95強5強
2023年5月26日千葉県東方沖M6.25弱5弱

気象庁による統計1918年以来、茨城県を襲った震度5以上の地震は「49回」、震度6以上の地震は「5回」と、全国でも大きな地震がかなり起きやすい地域といえます。
震源は、「内陸」「三陸沖の太平洋プレート」の2つのタイプがあります。

震源だけで言えば、北茨城市・高萩市・日立市・下妻市・筑西市・結城市などは震源に近いといえます。

参照元「気象庁HP

茨城県を揺らす地震の発生確率

地震がいつ起きるのか? それが分かれば少しは対処ができるのですが、残念ながら現代の科学ではいつ地震が起きるのかを正確に予想することはできません。けれど、「海溝型地震」については、過去の発生履歴を見てみるとおおよその可能性が割り出されます。

 

30年以内に発生する確率

茨城県に関係する海溝型地震は南海トラフ地震相模トラフ地震などが挙げられます。

地震名予想マグニチュード30年以内の発生確率
南海トラフ8~970~80%
相良トラフ770%
三陸沖~房総沖730%
福島県沖770%
茨城県沖770~90%

予想マグニチュードで最も大きいのはやはり「南海トラフ地震」ですが、その他にも相模トラフ地震」や「茨城県沖の地震」なども30年以内に70~80%以上の高い確率で発生すると予想されていますので、普段から地震に備える必要があります。

【南海トラフ地震】 最悪想定では死者・行方不明者32万人。経済損失1,410兆円。

 

引用元「「全国地震動予測地図2022年版」(地震調査研究推進本部)

主要都市における大きな地震が発生する確率

別の記事で、主要都市について発生確率をまとめています。

参考日本の地震危険都市2022:予想外の結果

毎年政府(地震本部)から公表される地震の発生確率マップというものがあります。今回、全国の都道府県および40万人規模以上の市において、今後30年間のうちに震度6強以上の地震がくる確率をランキング形式にま ...

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地震被害予想と予想マップ

液状化現象が起きやすい地域

液状化現象とは、地震の揺れによって地面が液状化してしまい、地中の水が地上に出てきてしまったり、ひどい場合には建物が傾いたりしてしまうことがある現象のことです。

内閣府報告によると茨城県では利根川に近い県南西部が特に液状化現象が起きやすいようです。取手市、守谷市・龍ケ崎市・つくばみらい市・河内町・利根町にお住まいの方は特に気をつけましょう。

引用元:「内閣府 防災情報のページ」

 

 津波の浸水被害

茨城県が津波による浸水被害が想定される地域を公表しています。自分の住んでいる地域が津波による浸水の被害があるのかどうか、必ずチェックしておきましょう。津波による被害ですので、やはり太平洋沿岸部になりますね。

茨城県 地震被害想定調査茨城県津波浸水想定

 

ハザードマップ

ハザードマップは、「どこの地域にどんな危険性がひそんでいるのかをマップ化したもの」になります。

震度が大きいところ、液状化現象が起きやすいところ、土砂災害が起きやすいところなど。自分が住んでいる場所の危険性については必ず一度は確かめておくべきでしょう。

各自治体ではハザードマップを公開しているところが多いので、そちらを参考にしましょう。

石岡市潮来市稲敷市牛久市笠間市鹿嶋市かすみがうら市神栖市北茨城市古河市桜川市下妻市常総市高萩市筑西市つくば市つくばみらい市土浦市取手市行方市坂東市日立市常陸太田市常陸大宮市ひたちなか市鉾田市水戸市守谷市龍ケ崎市

 

 

茨城県の地震保険加入率は60%

地震保険の加入率は2015年の段階で60%で、全国平均並みです。ただ、東日本大震災で被害の大きかった宮城県の地震保険加入率が86%であることを考えると、地震の発生が多い割には地震保険の加入率が低い地域と言えます。

知らない人は泣き寝入り! 地震保険の6つの落とし穴

 

耐震対策に関する助成を利用しよう

お住いの住宅が1981年(昭和56年)以前に建てられたものの場合には、注意が必要です。これは1981年に建築基準法の耐震設計が大幅に改定されたた めで、阪神・淡路大震災でも倒壊した多くが1981年以前に建てられたものでした。このため、各地方自治体では、減災・耐震対策に対して公的な助成をして いることが多いです。あなた、そして大切な家族の命を守るために積極的に利用しましょう。

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