千葉県民のあなた、千葉県で起きる地震の発生確率ってどれくらいか知っていますか?そして対策しっかりできていますか?
「いつ発生するか」はわからないけれど、「いつか起きる」ことだけは確実ですので、いざ地震が起きた時に困らないように早め早めに準備をすすめておきましょう。
千葉県を揺らした過去の大きな地震
発生日 | 震央地名 | マグニチュード | 震度 | 震度(千葉県) |
---|---|---|---|---|
1923年9月1日 | 神奈川県西武 | M7.9 | 6 | 5強 |
2005年4月11日 | 千葉県北東部 | M6.1 | 5強 | 5強 |
2011年3月11日 | 東日本大震災 | M9.0 | 7強 | 6弱 |
2012年3月14日 | 千葉県東方沖 | M6.1 | 5強 | 5強 |
2018年7月7日 | 千葉県東方沖 | M6.0 | 5弱 | 5弱 |
2019年5月25日 | 千葉県北東部 | M5.1 | 5弱 | 5弱 |
2020年6月25日 | 千葉県東方沖 | M6.1 | 5弱 | 5弱 |
2021年10月7日 | 千葉県北西部 | M5.9 | 5強 | 5弱 |
2023年5月11日 | 千葉県南部 | M5.2 | 5強 | 5強 |
2023年5月26日 | 千葉県東方沖 | M6.2 | 5弱 | 5弱 |
気象庁による統計1918年以来、千葉県を襲った震度5の地震は「23回」、震度6以上は「2回」あり、千葉県は他の都道府県と比べると強めの地震がやや多い県といえます。
震源は銚子市や旭市付近が多いようです。
参照元「気象庁HP」
千葉県を揺らす地震の発生確率
地震がいつ起きるのか? それが分かれば少しは対処ができるのですが、残念ながら現代の科学ではいつ地震が起きるのかを正確に予想することはできません。けれど、「海溝型地震」については、過去の発生履歴を見てみるとおおよその可能性が割り出されます。
30年以内に大きな地震が発生する確率
千葉県に関係する海溝型地震は南海トラフ地震や相模トラフ地震、三陸沖地震などが挙げられます。
地震名 | 予想マグニチュード | 30年以内の発生確率 |
---|---|---|
南海トラフ | 8~9 | 70~80% |
相良トラフ | 7 | 70% |
三陸沖~房総沖 | 7 | 30% |
福島県沖 | 7 | 10% |
茨城県沖 | 7 | 70~90% |
予想マグニチュードで最も大きいのはやはり南海トラフ地震ですので、ここに注意したいところですが、その他にも「相良トラフ地震」や「茨城県沖の地震」なども30年以内に70%以上の高い確率で発生すると予想されていますので、普段から地震に備える必要があります。
【南海トラフ地震】 最悪想定では死者・行方不明者32万人。経済損失1,410兆円。
引用元「「全国地震動予測地図2022年版」(地震調査研究推進本部)」
主要都市における大きな地震が発生する確率
別の記事で、主要都市について発生確率をまとめています。
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参考日本の地震危険都市2022:予想外の結果
毎年政府(地震本部)から公表される地震の発生確率マップというものがあります。今回、全国の都道府県および40万人規模以上の市において、今後30年間のうちに震度6強以上の地震がくる確率をランキング形式にま ...
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地震被害予想と予想マップ
ゆれやすい地域
内閣府が公開しているゆれやすさマップというものがあります。これによると東京湾湾岸部や利根川周辺、九十九里浜などは揺れやすい地域と言えそうです。
一方、房総半島の先などは比較的揺れにくいようです。
引用元「内閣府 防災情報のページ」
液状化現象が起きやすい地域
液状化現象とは、地震の揺れによって地面が液状化してしまい、地中の水が地上に出てきてしまったり、ひどい場合には建物が傾いたりしてしまうことがある現象のことです。
揺れやすい地域との連動が見られますが、特に東京湾沿岸は液状化現象が起きやすい地域のようです。
市川市、市原市、浦安市、船橋市、千葉市、木更津市にお住まいの方は特に気をつけましょう。
引用元:「内閣府 防災情報のページ」
ハザードマップ
ハザードマップは、「どこの地域にどんな危険性がひそんでいるのかをマップ化したもの」になります。
震度が大きいところ、液状化現象が起きやすいところ、土砂災害が起きやすいところなど。自分が住んでいる場所の危険性については必ず一度は確かめておくべきでしょう。
各自治体ではハザードマップを公開しているところが多いので、そちらを参考にしましょう。
・旭市・いすみ市・市川市・市原市・印西市・浦安市・柏市・勝浦市・香取市・木更津市・君津市・山武市・袖ケ浦市・館山市・千葉市・銚子市・富津市・流山市・成田市・野田市・船橋市・松戸市・南房総市・八千代市・
千葉県の地震保険加入率は57%
地震保険の加入率は2015年の段階で57%で、全国平均並みです。ただ、東日本大震災で被害の大きかった宮城県の地震保険加入率が86%であることを考えると、地震の発生が多い割には地震保険の加入率が低い地域と言えます。
耐震対策に関する助成を利用しよう
お住いの住宅が1981年(昭和56年)以前に建てられたものの場合には、注意が必要です。これは1981年に建築基準法の耐震設計が大幅に改定されたた めで、阪神・淡路大震災でも倒壊した多くが1981年以前に建てられたものでした。
このため、各地方自治体では、減災・耐震対策に対して公的な助成をしていることが多いです。あなた、そして大切な家族の命を守るために積極的に利用しましょう。
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