【検証】断層型地震雲が目撃された後に、地震は起きているのか? を4例調べてみた。

2017年2月5日

地震の発生については、現代の科学では正確に予測することができません。「海溝型地震」については、ある程度の周期で起きているため、南海トラフ地震でいえば30年以内に70%の確率で起きるのではないかという程度の大まかな予想はできますが、日時指定での地震発生はほぼ無理だと言われています。

地震の予知については「動物の異常な行動」「海洋生物の浜への打ち上げ」「大気の発光現象」「地鳴り」などがあり、「地震雲」についても同様に地震発生の前に起きると信じられています。

以前、地震雲の発生した後に、実際に地震が発生したのか?を以前検証してみましたが、その時は関連性があるとは言えない結果でした。

※【本当?嘘?】地震雲が発生した報告7例のその後を調査してみた

 

今回は2016年頃から報告が多くなっている「断層型地震雲」について、報告の後に実際に地震が起きたのかを検証してみたいと思います。

 
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地震雲の発生と地震発生の検証

「地震雲の発生に対して2週間以内に震度3以上の地震が起きたのか」という方法で判定を行いました。

検証1 2016年11月26日(福岡県)


結果:地震の発生なし

検証2 2017年1月24日(沖縄県)

結果:地震の発生なし

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検証3 2017年2月16日(北海道)

結果:2017年2月27日 震度3(日高地方東部)
目撃から10日後に震度3が日高地方で確認されていますが、小樽と日高地方は直線距離で150km程度離れていますので、因果関係としてはほぼないと思われます。

 

検証4 2017年3月27日(神奈川県)


結果:地震の発生なし

 

まとめ

今回調査した断層型地震雲の4例のうち、2週間以内に地震が来たのは1例でした。ただ、その1例も目撃場所から距離が離れていますので、信憑性には欠けると言えるでしょう。

地震雲については、専門家の方が述べているように「地震雲の発生と、地震の発生を裏付ける科学的根拠は薄い」と思います。今後、断層型地震雲の目撃例に対して地震が起きたのか?について、引き続き検証してみたいと思います。

 

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