あなたは生き残れるタイプ?異常事態なのに逃げない人々

公開日: 2016/04/17  

hiyoko

異常事態からの危機回避

絶対忘れないで!地震が起きたらまずすべきこと5選!

東日本大震災の時に、背後に津波が怒涛のように押し寄せてきているのにゆっくり歩いて避難をしている人が数多くいました。それを見た私たちは「早く逃げて!今すぐ走って!」と思いましたが、当の本人たちはそれほど急ぐわけでもなく、中には津波に飲み込まれてしまった人もいました。

なぜ、明らかに危機が迫っている時、人は逃げないのでしょうか。それは、

「正常性バイアス」と「多数派同調バイアス」が働いてしまうからです。

正常性バイアスがどの様に働くかを実験的検討を行った.特に避難の際、一人より三人で避難する時間の方が2倍以上かかることから正常性バイアスから逃れることは難しいと述べている。

引用元:「東京都市大学:極低頻度の災害に対する避難行動の社会心理学的な検討

スポンサーリンク

 

正常性バイアスとは?

正常性バイアスとは「異常事態が起きていても、『これは正常の範囲内のことだ』と思いこんで心の平穏を保とうとすること」です。

人は安心して生きようとしますから、「きっと大丈夫」と思うことはストレス軽減にもつながりますので、必要不可欠なことなのですが、それが異常事態になると判断を鈍らせてしまいます。

最近事故が起きるとよくyoutubeなどで動画が投稿されたりしますが、それを見てみても間近で異常事態が起きているのに、呑気にカメラで撮影していたり様子を見に行ったりする人がいかに多いかがわかります。

 

人は避難するときにコストを意識している

人は避難をするときコストを意識してしまいます。仕事をしている人は「仕事を中断させられること」、用事がある人は「その用事をキャンセルすること」。これらのコストと「避難することで得られる安全」を天秤にかけていいるのです。それがあるが故に、すぐに避難しなければならないという判断が遅れてしまうのです。

スポンサーリンク

 

 

「多数派同調バイアスとは?」

大勢の人がいると、周りの判断に合わせようする心理のことで、日常生活においてはこれがあるおかげで周りと軋轢を生むことなく円滑に物事を進めていくことができているともいえます。

欧米諸国と比べて周りに合わせる文化をはぐくんできた日本ではこの多数派同調バイアスが強く現れます。

ただ、いざ震災になった場合、周りの人も「正常性バイアス」が働いていますので、すぐに行動に移す人はほとんどいません。果たして、人に合わせることが「正解」になりうるでしょうか。

 

部屋の中に煙が入ってくる実験を行った時に、1人でも3人でも最大で3分程度したら異常を感知して部屋から出てきたのに対し、3人中2人をサクラとしておいて、サクラの2人には平然と動かないよう指示をしておくと実験体の1人は10分後の打ち切り時間まで煙が充満する部屋の中にいた。

周囲の人々が平然としているときに、自分一人が異常事態であると述べ立てることは、周囲から明示的に反対されないとしても、おそらくそう思っていない他の人々の認知の抵抗にあうために、その抵抗を乗り越えるコストを払ってまで、異常事態であることを主張しようといないのであろう。

引用元:「東京女子大学 正常バイアスの実験的検討」

異常事態の時には、多数の判断が正しいとは限らないことをよく覚えておいてください。

 

避難をすることは決して「格好悪いことじゃない」

また「避難をすること=格好悪い」という考えを持っている人がとても多いです。だから、避難をせずに、ゆったり落ち着いて「私は冷静だよ」という体裁をとりたがりますが、そういう人はいざ異常事態になったら真っ先に被災するタイプです。

避難することは決して格好わるいことじゃありません。何もなくてもいいじゃないですか。むしろ何も起きなかったことを喜ぶべきです。99回異常がなかったからといって100回目に異常が来ないなんてどうして言えるでしょう。非常ベルがなったらすぐに避難行動を開始しましょう。

 

スポンサーリンク

 

 

 - 地震による危機