東日本大震災や熊本地震など、震度7クラスの地震が起きた場合には避難所へ避難することを余儀なくされることがあります。
そこで、避難所にいく時に何を持っていかなければいけないのか? 必要不可欠なものから、あると便利なものトラブルに巻き込まれないようにするためのモノを紹介したいと思います。
避難所に持っていきたいモノ15品
ポップアップテント
避難所はその多くが学校の体育館などのような、広くて大きな場所です。そこに避難者が一斉に集まって寝食をともにするわけですが、プライバシーが守られないという悩みはとても多いです。
壁が一枚あるだけでもだいぶ違いますが、今回勧めたいのはポップアップテントです。これは、一人でも簡単に設営できるテントのことです。テントだったらプライバシー保護はバッチリです。
体育館でテントを広げるのは難しいかもしれませんが、その場合は外で使えばいいですしね。
毛布(寝袋)
避難所にいったからといって、寝るための設備が全て整っているわけではありません。大きな災害が起きれば多くの人が避難しますので、全員に毛布などが配布される保証はありません。
ここで行政に文句をいうのは、筋違いです。なんでもかんでも助けてくれるわけではないので、自分でできることは自分でやりましょう。
毛布だとかさばりますし重いですが、アルミタイプのブランケットだと軽くて保温性があります。
タオル
手を拭いたり、身体を拭いたりと何かと重宝するタオルは必ず人数分持っていきましょう。水がなかなか手に入らないことも多いため、吸水性が多いタイプよりは少ない水で洗えてすぐに乾く速乾タイプが良いです。
常備薬
ふだんから薬を飲んでいる人は薬を。その他には、風邪薬・胃腸薬・消毒液などです。多くの人が集まる場所では衛生のレベルが下がってしまいがちです。消毒液で消毒したり、体調が悪くなった時のために薬が必要です。
現金・身分証明書・保険証
震災の後は、食べ物や生活雑貨が手に入りにくくなりますが、それでも現金はもって行ったほうがいいです。
病院などで手当を受けるためにも保険証があったほうがスムーズです。(東日本大震災などの場合は、津波で流されてしまった人も多く、保険証をもっていなくてもよい措置がとられていたりしました)
耳栓
避難所は多くの人が集まるので、いびきの大きい人がいて眠ることができません。ただでさえ消耗しがちな避難所生活で寝不足になるのはなんとしても避けたいところです。
そこで活躍するのが耳栓です。耳栓ってどの程度効果があるの? と思われるかもしれませんが、とっても静かになります。まずは、どのタイプが自分に合っているのか? お試しセットで試してみるといいでしょう。
私もいくつか耳栓を試してみましたが、一番オススメなのは「MOLDEXのカモプラグ」です。アメリカ軍の人が使っているそうですが、これを装着すると劇的に音が遮断されます。
音が気になって眠れない人は、買っておいて損はない一品です。(ちなみに、お試しセットの中の迷彩柄のやつがカモプラグです)
アイマスク
こちらも耳栓同様、眠るためのアイテムです。周囲が明るいと眠れない人は、アイマスクをもっていきましょう。遮光性の高いものが良いです。
また、耳にかけるタイプだと長時間つけていると耳が痛くなってしまいます。頭の後ろまで回して止められるベルトタイプにしましょう。
マスク
慣れない避難所での生活では、体調を悪くしてしまう人がたくさんでてきます。場合によっては集団感染の恐れがあります。
感染症を防ぐためにも、マスクがあるといいでしょう。ただ、普通のマスクでは意味がありません。というのも、マスクの隙間が大きいためウィルスが簡単に入り込んでしまうからです。
マスクをもっていくのであれば、医療に携わる人がつけているようなウィルスを防ぐ効果の高いマスクにしましょう。
また、マスクは感染防止以外にも女性の場合は、すっぴん隠しにもなりますので、重宝するアイテムです。
携帯の充電器(ソーラーバッテリー)
最近は電話をかけるというよりも、情報収取したり、情報発信するためにスマホを使っている人が大半だと思います。
当然、避難所に避難する際にも持っていくでしょうが、充電に関しては覚悟をしておいたほうがいいです。
・避難所も停電している可能性が高い
・充電ができるとしても、みんなが充電したいので待ち時間が長い
・充電できても10分程度
自分でバッテリーを持っていったとしても、すぐになくなってしまうのは明らかです。そこでオススメしたいのがソーラーバッテリーです。太陽さえ出ていれば、無尽蔵に充電ができますので、避難所生活をする際には持っていきたいところです。
ドライシャンプー
避難所生活では、お風呂にはいることもままなりません。けれど、髪を洗わないとベタベタして気持ち悪くなってしまいます。
そんな時に役立つのがドライシャンプーです。これは水を使用することがないので、避難所でも使うことができ頭皮をさっぱりさせてくれます。
ウェットティッシュ
食べる前や荷物を運んだ後などに手を洗いたいところですが、断水して水で手を洗うことができないかもしれません。そのためにウェットティッシュはもっていくといいです。アルコール除菌タイプも良いでしょう。
また大判タイプなら、身体を拭くこともできますので、重宝しそうです。
歯みがきシート
髪や身体をあらえないのと同じように口の中もやはり気になります。指で歯をゴシゴシ磨くタイプですが、これ一つあるだけでスッキリするのは助かります。
サプリメント
避難所で配給されるものは、あくまで生命活動維持最優先なので、栄養の偏りがどうのといってはいられません。基本的に自分の体調は自分で守るよう栄養補助としてビタミン剤などのサプリメントを持っていくと良いでしょう。
密閉袋
貴重品を濡らさないようにするためです。ジップロックなどでもいいですが、厚みが薄いため破れるかもしれません。書類などを入れておくための丈夫な密閉袋が、100均などでも売っていますので、そちらがオススメです。
トランプ・折り紙・漫画など
避難所生活では入ってくる情報が不安なことであふれています。地震が起きてから当面の間は地震に関する情報に注目しておいたほうがいいですが、ずっと聞き続けていると精神的に不安定になってしまいます。
それを防ぐために、不安な気持ちを紛らわせるためにトランプや折り紙、漫画などをもっていくのもありです。心のケアはとても大事です。後々、地震の怖い記憶だけが残らないようにこういったものも必要だと思います。
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