貧困家庭に多く見られる3つの項目と、誤解されやすい点についてまとめてみた
近年、日本でも貧富の差が激しくなってきていると言われています。働けど働けど、給料は一向に増えない。非正規雇用者はどんどん増えて、終身雇用制度も崩壊しつつあります。
そんな中、貧困家庭が増えていると言われており、たびたびニュースやドキュメンタリーなどで報道されることが多くなってきました。
その貧困家庭の報道に対しては、様々な議論がなされているわけですが、とりわけ貧困家庭に多く見られる点が3つ、そして誤解されやすい点などが興味深かったので世間の様々な声をまとめてみました。
貧困家庭に多く見られる点
支出が収入に見合っていない
貧困家庭は収入が少ないということはもちろんあるのですが、そもそも支出が収入に見合っていないという指摘が多いようです。
「貧しい」と言っている割に、収入相応の暮らしをしていない。捨てきれない物があるために一向に経済状態が上向いてこないという一面があるようです。一度味わった生活水準は誰でも落としづらいものですよね。
貧困っていうわりに、普通のスマートフォン使ってる。格安にしたら月1万円以上浮くのに。わたしより贅沢してる。月4000円以下だぞ
— TEPRA™Кудрявка(21) (@KINGJIM_TEPRA) 2017年2月12日
あとこないだ叩かれてた女の子もその傾向があるけど貧困家庭はお金の使い方を決定的に間違ってる場合が多い。
ウシジマくんに出てくるダメ人間みたいなのが多いのも事実。— O.FinalFinance (@O_FinalFinance) 2017年2月12日
目先のことしか考えられない
経済的理由、時間的理由で目の前の生活をやりくりするだけで精一杯。だから、思考回路停止して働き続けるしかない。
そんな家庭が多いのかもしれません。明日食べるお金のことだけで、いっぱいいっぱい。そんな状態では、まともに考えることもできません。
情報を得る力、考える力を育てられなかった結果が貧困に繋がると思うよ。
そして国は、国民に賢くなられると困るから、行く先は決まってくるよね。— マキ (@rmkgm1030) 2017年2月12日
母子家庭が多い
貧困報道には母子家庭が多く出てきます。いろいろな理由があって結婚していなかったり、離婚したりしているのだと思いますが、日本はまだまだ一線から一時的に離脱した人に対して寛容ではないのかなと思います。
女性の場合は、育児期間はキャリアステップからは遠のくことが多いでしょうし、男性の場合だってメンタル不調によって休職したのであれば、その間の昇進は見込めません。更に、一旦会社を辞めてしまうともっと大変で、正社員になるのには大きなハードルが立ちはだかることになります。
一旦正社員ではなくなってしまうと、なかなか正社員にはなれない日本の構造にも問題がありそうです。
貧困家庭って母子家庭が多いよね。それだけ女性の社会的立場が低いってことなんじゃないのかな。働いても働いても収入が少ないって。
— JunJun (@jun329) 2017年2月12日
NHKスペシャルの貧困特集見てて、避妊と離婚しないことって大事だなとしか伝わってこなかったからテレビ消した。
— わあちゃん (@K9999_KUSANAGI) 2017年2月12日
死別とかもあるとは思うけど、母子家庭の貧困て、たいてい養育費払わない父親が主な原因では….? #見えない貧困
— りえこ (@rieko_self) 2017年2月12日
貧困家庭について誤解しやすい点
努力が足らなくて貧困になる?
貧困になるのは「努力が足りない」という一面は確かにあると思いますが、「貧困は連鎖する」という一面があるということを知っておかなければならないでしょう。
親が裕福であれば、子どもはさまざまな面で経済的・時間的な余裕が生まれてきます。それがどれほどアドバンテージがあることなのかを、私たちはなかなか認識していないのかもしれません。
相対的貧困は絶対的貧困より目に見えた「可哀想な」部分が少ないのか「甘え」や「努力不足」などの自己責任論を投げつける人が多いが実際毎日の生活で普通の家庭の子より『選択肢の幅が狭い』という経験を繰り返すと「自己肯定感の低下」や「機会の不平等」は高まり慢性的な貧困の連鎖に繋がります
— ginza (@Fish1220Plastic) 2017年2月12日
スマホも買えて美容院も行けて外食もできるのは贅沢で貧困じゃないって言ってる人いるけど、つまりその裏で親が睡眠・休息時間を削ってることとか高校生が暇もなく生活費稼いでることは問題視することではないって言ってるのよな?#見えない貧困
— エリザベス (@6alusov1n3) 2017年2月12日
節約できないのか?
貧困報道の中で、何故生活費を削れないのか?という疑問を持つ人がいますが、「知っている人にとっては当たり前でも、当事者にとっては聞いたこともない」ことは世の中に多くあります。
貧困から脱出するためには、知識をたくさん入手すること。そして時間的な余裕をもつようにすることが、大切だったりするわけです。
色んな工夫でもっと生活費削れるって意見があるけど、格安スマホとか、削る知識がないっていうのが実情だと思うな#見えない貧困
— 桜海老 (@dempadaisukiman) 2017年2月12日
必要なのは、貧困状態では情報を集める暇がないから、金銭面だけでなく、情報面でも支援していくことだと思う。
昔に比べてものは安くなってるし、支援してくれるボランティアも色々ある。— 鷹将@桐江田商事㈱開発部ドール課修繕係 (@4_12310) 2017年2月12日
母子家庭で通信手段が必要なのは分かる。そこを格安携帯にして、浮いたお金で本を買ってあげて。まじで、知識、読書は必要。子どもを将来の貧困から救いたいなら知識は武器になるので本を与えてあげて欲しい。 #NHKスペシャル
— 子と一緒 (@withbaby) 2017年2月12日
貧困は甘え、って思ってた時期が僕にもありました。貧困は運です。貧しくても常識と教養のある親がいれば貧困には陥りません。ちゃんと教育の大切さがわかる親なら無理をしてでもそこに金かけます。子供に一番必要なのは教育です。
— Misa Okida (@misa_okioki_dah) 2017年2月12日
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