PTSDからの危機回避
娘、震災のニュースを完璧に拒否。昨日は頭痛と胃痛起こして寝込んだの。でもぎゅーして不安な気持ちやらを共有して私の口から娘の気持ちを吐き出してあげたらすぐ元気に。テレビ見てるだけの娘がこうなんだから、被災地の子ども達のことも心配になる。
— chie (@chico_stm) 2016年4月18日
TSUTAYAでバイトしてた時、震災直後はアンパンマンとかディズニー、あとお笑い番組がめっちゃ貸し出されてたなぁ。
テレビつけてどのチャンネルでも震災の放送してたら子どもも怖がっちゃうし、気が滅入っちゃうよね。
大人だってそうだよ。
エンタメが少しでも心の安らぎになればと思う。— yurie (@ch0n_0110) 2016年4月17日
東北の震災の時にテレビをつけ続けてて子どもがショックを受けて一言も喋らなくなったのね。情報を得る事は大切だけど子どもは怯えてしまうから大人が配慮しないといけない。
— ウサギ (@nekotausagi) 2016年4月15日
PTSDとは
大震災や洪水、大火事など、尋常ではないショック体験をしてしまった時、強い精神的ストレスが、心に大きな傷を作ってしまいます。
PTSDは時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じてしまうこといいます。
特に幼少時代に受けた強い衝撃は大人になってからも残ってしまいやすいと言われています。
PTSDの症状
急に泣き出したり、怯えたり、落ち着きがなくなったり、起こったりしてしまうことがあります。
また、何かのきっかけで急に思い出してしまって精神的に不安定になってしまったりします。
その他、辛い記憶を避けるための自己防衛反応で、感情や感覚が麻痺してしまうことがあり、他人から見た時に冷たい印象を与えてしまうこともあるようです。
合併症にも注意が必要
PTSDを発症した人の半数以上がうつ病、不安障害などを合併しています。また、人によってはアルコールの問題や摂食障害を合併することもあります。
引用元:「厚生労働省 みんなのメンタルヘルス」
当事者たちだけではないテレビを見てPTSDになる子どもたち
震災に合われた方がPTSDになりやすいというのは当然のことなのですが、震災に合っていない子どもたちがPTSDになる場合があるのです。
迫力ある映像、緊張感のある音が子どもに恐怖を与える
テレビが鮮明に映るようになった現代。震災の時などは繰り返し繰り返し被災地の情報が流れます。
ただ、この情報大人にとっては、「ここで起きていることではない」と認識できても、子どもたちは報道と現実の境界をうまく認識することができないため、自分が被災しているような実感に捕らわれてしまいます。
情報を収集することはとても大事ですが、子どもたちに震災のニュースを長時間見せないようにしたほうが良いです。
震災関連のテレビの平均視聴時間が1日4時間以上であった人に、PTSD症状が強く見られることが分かりました。
引用元:「国立研究開発法人 科学技術振興機構」
PTSDを回避するために
話す、離す、放す
不安に思っていること、恐れを感じていること。それをうちに抱えるのではなく、誰かに話すことでそのストレスを離す、放すことができます。
また、親である自分が聞いてばかりだと今度は自分もストレスを抱えてしまうことになるため、あなたも誰かに話を聞いてもらってください。
子どもの言うことを拒否しない
子どもたちは恐怖に怯えています。そこで親が「怖くないよ」というのではなく、「大きな地震だったから怖いよね」「みんなも怖いよ」と心を汲んで言ってあげることがとても重要になってきます。
カフェインは避ける
カフェインは基本的には気分を爽快にしますが、不安がある時にはかえって不安を強めてしまいます。
引用元:「厚生労働省 みんなのメンタルヘルス」
PTSDの治療
薬物を使わない治療法が近年クローズアップされています。
持続エクスポージャー療法(prolonged exposure therapy;PE)は、米国学術会議の報告書で「薬物を含めたあらゆる治療法の中で唯一、十分な効果がある」と認められました。
引用元:「厚生労働省 みんなのメンタルヘルス」