2018年5月23日に南海トラフ地震が起きるという噂が拡散していることについて

2018年5月6日

2018年5月23日に南海トラフ地震が起きるという噂がtwitterを中心に拡散しているようです。

 
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南海トラフ地震が起きるという噂

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予言の根拠

今回の予言の根拠はどうやら以下のツイートから来ているようです。

本当に予言は当たるの?

過去の予言は当たったの?

過去に同じく未来人を名乗る人が予言をしていましたが、結果南海トラフ地震は起きていません。「2016年5月17日に地震が来る? 自称「未来人」の予言で大混乱

また、他にも「2016年11月23日に地震が起きる」「2018年4月18日、22日に南海トラフ地震が起きる」という予言がありましたが、どれも当たったことがありません。

今回の予言の不審な点

今回の予言では不審な点がいくつかあります。

・そもそも震度9の地震というものが存在しない。現段階での最大震度は7(震度7は「計測震度が6.5以上」のものをいいますので、震度9というのはありません。)

・死者・行方不明者が「行方不明者21万5639人.死者30万7690人」と細かく書かれているのに、震源地が「四国方面」とあいまい

・忠告の割に、死因が不明(本当に回避したいのであれば、具体的な避難指示をするのでは? 東日本大震災だったら、「津波に注意」、阪神淡路大震災だったら「倒壊・火災に注意」などのように)

現代の科学では特定できるの?

残念ながら、現代の科学では地震の正確な発生日を特定することはできません

せいぜいできて、数十年単位での予想だけです。南海トラフ地震でいえば、この先30年以内におきる可能性は70~80%という程度のものです。(引用元:地震本部)

明日起きるかもしれませんし、30年経っても起きない可能性もあるのです。

最近の南海トラフ地震に関する噂について思うこと

最近の地震に関する噂については、ツイートが発生源になっていることがとても多いです。これは良くも悪くも、個人の発言が世界に発信されやすくなっているからだと思います。

不安な情報はとても広がりやすいものですが、どれも科学的な裏付けがないものばかりです。

 

まとめ

今回の予言についても、なんら科学的な裏付けがとれるものではありません。そもそも残念ながら、現代の科学の力では地震の発生日を特定することはできないのです。

とはいえ、南海トラフ地震に関しては、「正確な日にちが特定できないだけで明日起きてもおかしくない」状況であることはよく覚えておきましょう。

特に、太平洋側の都道府県の方は津波による被害が大きいと予想されていますので、海沿いに住んでいる方は東日本大震災の教訓を生かして「より遠くではなく、より高いところ」へ避難するなどして自分の身を守るようにしましょう。

以下の記事で各都道府県における「気をつけなければいけない地震と、その地震の確率と被害予想」をまとめていますので、参考にしてみてください。

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